蕩ける不倫④
そして次の週、待ちに待ったメール音が鳴ります。
「遅くなっちゃったけど、今から出てこれない?」
私は実は家に着いていたのですが、
「はい!もちろんです♪」
早速、こじんまりとしたバーで待ち合わせました。
「いや、またこうやって二人で飲めるとは夢にもおもわなかったよ。
すっかり嫌われたもんだと思ってた」
「そんなことないんです。ただ・・・」
「そーだよな・・・」
お互い壁があることには気づいていましたが、あえてそこには
触れませんでした。
一杯のカクテルを片手に持ちながら、沈黙が続きました。
ふと西条さんが、
「由美ちゃん、カラオケ好き?」
と聞きました。
「はい」
二人きりになれるところならどこでもよかった。
私たちはカラオケボックスに場所を移しました。
「ごゆっくりどうぞ!」
カラオケのお姉さんが部屋を出て行きました。
「曲入れよう、曲・・・」
西条さんは何か番号をいれていました。
私の身体は、ジンジンと熱くなっています。
前奏が流れ、字幕が出てきましたが、西条さんは歌いだしません。
次の瞬間、私は唇を奪われました。
舌と舌がからみあう、濃厚なキス。
唾液があふれ、流れてしまうほどでした。
「由美を抱きたい」
「うん」
私はこくんとうなずきました。
「でもここでは無理でしょ」

