ホテルにて・・・⑥ - 官能小説 官能日記 「フランス書房」 私が濡れた官能小説

ホテルにて・・・⑥

「好き・・・」

 そう言った唇を、西条さんはまた自分の唇で遮った。気持ちが溢れそうなほど、好きでたまらない。

「触れたい。・・・ね、ほどいて」

もっと可愛がって、何度でも高みに連れて行きたい。

「まだダメ。縛られたままイカなきゃ」

「や、やだ、やっ・・・あっ!」

 彼は自分自身を彼女の壷にくちゅくちゅと擦り付けると、それだけで敏感に反応し、身体をくねらせ、声を漏らす。

「欲しい?」

「あぁっ、ダ、メ・・・!」

「欲しいよな?」

「あっ、やぁ・・・っ!」

細い足首を掴み、自分の肩に乗せると、ぐっと腰を落として奥まで挿入した。

「あぁぁっ!」

 腰を少し持ち上げ、ぱんぱんっと音をさせながらグラインドする。大きな胸がゆさゆさと揺れ、刺激する。

「あぁんっ!」

「はぁっ、はぁ、くぅ・・・っ」

「あんっ、あっ、あ、あぁっ・・・、熱いよぉっ」

「・・・・もうとろけそう」

 西条さんの顔は汗が浮かび、少し目を潤ませている。その表情がとても悩ましげで、胸がきゅっと苦しくなった。

(こんな色っぽい顔、知らない・・・)

「好きだよ、・・・」

 西条さんの香水がふっと香り、その芳しい香りに胸はまた締め付けられた。

(香りだけで感じちゃう・・・)

 耳元で、熱い息遣いが聞こえる。もうそれしか聞こえない。

 大きく足を開いて、彼が与えてくれる快感に身体をよじらせて甘い声を漏らす。触れ合う部分がたまらなく熱い。だけど、もっと触れたい、もっと感じていたい。触れたくて仕方ないのに、それを許さない。

 西条さんの動きがだんだん早くなって、彼の汗が胸元にぽたりと落ちる。心とは裏腹な激しい快感に、彼女の蜜はとめどなく溢れて、シーツにまで届いていた。

「お願い。ほどいて・・・。触れたい」


「まだダメだよ」

「・・・お願い、ほどいて・・・」

 何度も、「西条さん、・・・」と言っている。好きなのに触れられないのがとても辛いらしく、どんどん感情が高ぶっていく。

「もうイヤぁ・・・・お願いだからぁ・・・っ」

何度も懇願されては、これ以上焦らす気になれなかった。手首の紐をようやくほどいてやると、すぐ背中に手を回し、ぎゅっと抱きついてきた。

「こら、待てって」

 か細い腕で、西条さんを抱きしめる。やっと手が自由になって、やっと触れられて、心はようやく満たされた。

「かわいいな・・・」

頬にキスをして、ゆっくりと腰を動かした。

「あ、あっ・・・あっ!」

「はぁぁんっ!あんっ、あっ!・・・あぁ・・・っ!」

 突くたびに中が収縮し、大きな快感を与える。西条さんの射精の予感に、いつまでもつかもう自信がない。

「うぁっ、・・・」

 身体を倒して肩をぐっと掴むと、さら奥深くまで突いた。

「あぁっ、あんっ、あ・・・っ! 西条さん、も・・・だめぇ・・・!」

「もうダメ?イキそう?」

「だめ、だめ・・・イクぅ・・・」


「いいよ・・・俺も、イキそうだよ・・・」

「あぁっ、・・・っ!」

「あぅっ・・・。いい、よ。・・・イッて」

「はぁんっ、あぁっ、だめ・・・あ、いっ、ちゃうぅ・・・っ!」

「あぁっ、イク、よ・・・。出すよ・・・っ!」

「あぁぁっ!イクっ!イクぅぅ・・・っ」

「うぁっ・・・くぅっ!」

 中がぎゅぅっと収縮して、締め付けた。西条さんももう我慢ができずに、熱いものをドクドクと中に放つ。ビクン、ビクンと泉の中で何度も跳ねながら白い熱を放った。

「はぁっ、はぁっ、はぁぁっ・・・」

二人とも抱き合ったまま、動けなかった。

「ううん・・・。もっと、何度も抱いてほしい・・・」


 二人の甘い週末は始まったばかり。